iPhoneを使っていると、いつの間にか徐々に動作が緩慢になっている事があり、ある日「あれ、iPhoneってこんなに処理に時間かかったっけ?」なんて事を感じる日がやって来ます。
実は、iPhoneも含めスマートフォンは、その名の通り「スマート=賢い」訳ですが、賢さを発揮させるためには、CPUの負荷を軽減してあげる必要があります。
常に思い負荷を背負ったままでいると、計算(演算)に時間がかかり、それが動作の緩慢さに現れてしまう事が多々あります。
CPUとは?CPUがなぜスマホに関係ある?
CPUは、「Central Processing Unit」の略で、別名ではプロセッサーと呼ばれます。
時々、「インテル入ってる」のCMを放送しているインテル・プロセッサーが有名ですね。
CPUは、スマホの頭脳とも言うべき場所で、スマホの動作や処理などの全てを司る司令塔の役割を担っています。
今回は、そんなCPUの負荷を軽減して、スマホをサクサク動作させる方法をご紹介します。
そんな最近どうも動作が重い・遅いと感じるアナタのiPhoneに、ちょっとした設定を加えるだけで、見違えるようにiPhoneの動作速度が向上することうけあいです。
Appバックグラウンド更新
「APPバックグラウンド更新」とは、iPhoneにインストールしているアプリ(APP)にアップデート(更新)が行われた場合に、画面に動作状況が出ずにバックグラウンドで更新作業を行ってくれる機能です。
アプリのアップレートにたびに手動で更新するのは面倒だ…と言う方にはお役立ちの親切機能なのですが、実はこの機能、かなりCPUを食ってしまいiPhoneの動作に影響する場合があります。
動作サクサクのためにはOFFにしておく事をお勧めします。
Appバックグラウンド更新の【設定方法】
iPhoneの「設定」→「一般」→「APPのバックグラウンド更新」と進み、設定を「オフ」にします。
併せて「通知」の設定を行います。
「設定」→「通知」と進み、「AppStore」をONにします。通知の内容は自由に設定してください。
通知をONにしておけば、アプリの更新があった場合には知らせてくれますので手動更新してください。
履歴とWEBサイトデータを消去
WEB閲覧に利用している「Safari」アプリは、訪問したサイトやブログのデータを蓄積していますが、これがあまりに大きくなるとiPhoneの動作に影響してきますので、「履歴とWEBサイトデータを消去」を行います。
サイトデータの消去と言っても、ブックマークなどが消えてしまう訳ではありません。
履歴とWebサイトデータの消去【設定方法】
「設定」→「Safari」へ進み、「履歴とWebサイトデータを消去」を実行します。
APPバックグラウンド更新は常にOFF、Safariの履歴消去は時々手動で行ってください。
この2つの設定・操作を行う事で、大抵の場合には動作は通常に復旧するはずです。
もっとサクサクにしたいという方のために、2つのサクサク設定をご紹介します。
画面の視覚効果を変更する
「透明度を下げる」と「視覚効果を減らす」を実行し、CPUの負荷を下げます。
2つの画像の違いが分かるでしょうか。左の画像はぼんやり背景が透過されていたり、アイコンが多少オシャレぽいですが、右はベタ塗りのアイコンで背景の透過もなくなりました。
画面の視覚効果変更【設定方法】
「設定」→「一般」→「アクセシビリティ」→「コントラストを上げる」→「透明度を下げる」
「設定」→「一般」→「アクセシビリティ」→「視覚効果を減らす」
不要なキーボードを削除する
使用していない余計なキーボードを削除します。
不要なキーボードは削除【設定方法】
「設定」→「一般」→「キーボード」へ進み、登録されているキーボードを確認、使用していないキーボードを削除します。キーボード名を左にスライドすれば「削除」が現れます。
必要になった場合には、「新しいキーボードを追加」からいつでも元に戻せます。
iPhoneの動作をサクサクにする方法まとめ
iPhoneの動作が遅いと嘆く方の多くは、写真やメールを大量にストックしているケースが多いようです。
写真はクラウドサービスなどを利用する、不要になったメールは削除する等は、iPhoneを快適に使用する基本中の基本です。それでもなお動作が遅いと感じた場合は、上記の方法を試してみてください。
アナタのiPhoneがいつも元気で快適でありますように。
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