2018.04.11【今さら聞けない】SIMフリースマホとは何か?
ここ数年で「SIMフリースマホ」というフレーズをよく耳にするようになりました。
SIMフリーは、シムフリー・しむふりーと読みます。
SIMとはどういう意味か、何の頭文字か意外と知られていませんが、Subscriber Identity Moduleの略です。
「聞けば、大手通信業者で使えるのはもちろん、格安スマホとしても使えるし、どうやら海外でも使えるらしい、、、とても興味はあるけれど、どれも断片的な情報ばかりで、実際のところ、SIMフリースマホが何なのか分からない。」
そんなふうに思っていませんか?きっと多くの人が疑問を抱いている「SIMフリースマホ」について今回は解説していきます。
SIMロックとは何か?
SIMフリースマホを解説する上で、まずは「SIMロック」について理解しておく必要があります。
SIMロックとは「特定の通信業者のSIMカード以外は受け付けない(通信できない)」ロックのことです。SIMカードは、通信業者で契約をする際に発行される、スマホに挿入する小さなICカードのことです。
このSIMカードが無いと、通信業者のサービスを使って通信することは一切出来ません。SIMカードを端末に挿入して、はじめて契約した通信サービスが使えるようになります。
通常、docomoで販売されているスマホはdocomoのSIMカード、auで販売されているスマホはauのSIMカード、Softbankで販売されているスマホはSoftbankのSIMカードでしか通信ができません。
すなわちこれが「SIMロックがかかっている状態」ということです。
つまり、通信業者から購入した端末は、その通信業者のSIMカード(通信サービス)しか使えないということです。
SIMフリースマホの利点
SIMフリースマホとは、その名前の通り「SIMロックがかかっていない端末」のことを指します。
つまり、どの通信業者のSIMカードでも通信ができて、端末と通信業者の契約が紐づいていない端末のことを指します。
SIMフリースマホを持っていれば、通信サービスは端末と別に選べるので、自分に合った通信業者を選ぶことが出来るようになります。
docomoなどの大手はもちろん、格安スマホと呼ばれる通信サービスを選ぶことも可能です。
更には一社にとどまらず、複数の通信会社と契約して、時と場所によりSIMカードを入れ替えて使うことや、海外旅行の際に現地の通信業者のSIMカードを使うこともできます。
ちなみに日本では、ようやくSIMフリースマホが盛り上がってきましたが、海外ではもともとSIMフリースマホの方が一般的で、これが「日本の通信業界はガラパゴス(閉鎖的)」と言われていた理由の一つでもあります。
SIMフリースマホを手に入れる方法
SIMフリースマホを手に入れると、自分に合った通信業者を選べたり、料金の安い格安スマホとして使うことが出来たりと、非常に便利であることは理解いただけたと思います。
では次に、SIMフリースマホを手に入れる3つの方法を紹介していきます。
1:携帯ショップ・家電量販店などの実売店で手に入れる
2:Amazonや楽天などのネット通販で手に入れる
3:大手通信業者のスマホのSIMロックを解除する
現在この3つがSIMフリースマホを手に入れる方法となります。
それぞれ、見ていきましょう。
1:携帯ショップ・家電量販店などの実売店で手に入れる
まず1のケースは、一番分かりやすく、SIMフリースマホ初心者の方にもオススメの方法です。ほとんどの家電量販店の、携帯電話コーナーの一番目立つ場所に「SIMフリースマホコーナー」が設置してあるので、実際に端末を見て触って、不明点は店員さんに聞きながら選ぶことが出来ます。
2:Amazonや楽天などのネット通販で手に入れる
次に2のケースは、ある程度SIMフリースマホに対して知識がある方にオススメの方法です。ネット通販なので端末の実物を見たり、その場で質問することは出来ないですが、実売店より安い価格でSIMフリースマホを購入することが出来ます。
最近では携帯電話の販売店が、オリジナルSIMフリースマホの販売を始めたり、全くの異業種が参入したりと、SIMフリースマホのネット通販が非常に盛り上がっています。
参考例:Mode1 RS → http://mode1.jp/
3:大手通信業者のスマホのSIMロックを解除する
最後に3のケースについては、次章で詳しく解説します。
スマホをSIMフリーにする方法
2015年5月以降、docomoやau、Softbankで購入したSIMロック付のスマホは、一定の条件を満たすことで、SIMロックが解除出来るようになりました。
これは総務省による「SIMロック解除の推進化」によるものです。
SIMロックをかけるということは、つまりは利用者の囲い込みを意図する施策なので、各社の通信料金に競争力が働きにくいという懸念があります。
実は昨今の格安スマホブームは、この出来事がきっかけに始まったものでもあります。
各社によってSIMロック解除の条件は異なりますが、大まかな部分で共通している点は「端末を一括払で購入、または分割払いで完済している」「指定の利用期間を経過している」「各社のショップの窓口、または契約のマイページ上から申請できる」ことです。
なお、最も利用者が多いiPhoneについては、各社揃って「iPhone6s以降のiPhone」のみSIMロック解除の対象となります。
※詳しい条件や手数料などは各社のホームページやサポートセンターを参照
海外でも自分のケータイ・シムフリースマホが使える!
SIMフリースマホは、自分に合った通信サービスを選べる利用者目線のスマホと言えます。日本はもとより、海外でもスマホが使えるようになるので、これからのグローバルな時代には必須と言えます。
ぜひ、今回の方法を参考にしながら、SIMフリースマホを手に入れてください。
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