2018.10.04iOSのアップデートに伴いセキュリティレベルが向上!
iOSのアップデートに伴いセキュリティレベルが向上!
iPhoneをお使いの方で、最近Wi-Fiが繋がりにくくなったと感じている方を多く見かけます。
特に、フリーWi-Fiが繋がりにくく、ノマドワーカーの方ですと仕事に支障をきたす!というケースもあります。
これには実は理由があって、iOSのアップデートが大きく起因しているのです。
Wi-Fiが繋がりにくくなったのはなぜ?
iOS 10へのアップデート時、Wi-Fiの設定画面に「セキュリティに関する勧告」が表示されるように変更されました。
これは、昨今のWi-Fiのセキュリティ問題による乗っ取りなどの被害が多発しているという側面があり、iOSのセキュリティ強化に乗り出したためです。
主に、「安全性の低いセキュリティ」と「セキュリティ保護されていないネットワーク」という2つのジャンルが追加されました。
安全性の低いセキュリティは、WPAなどのセキュリティ対策はしているものの、そのレベルが低く驚異にさらされる可能性が高い時に表示されます。
セキュリティ保護されていないネットワークは、全くセキュリティ対策がされていない、とても危険性が高い際に表示されます。
より高いセキュリティレベルを実現するために、iOSではこれらを判定して安易に接続させないように変更したため、繋がりにくいと感じるようになったのです!
Wi-Fiのセキュリティ対策は?
Wi-Fiのセキュリティ対策としては、暗号化がメインとなります。
暗号化の種類としては、WEP、WPA、WPA2があります。
WEP は最も簡易的な暗号方式で、設定した後固定された暗号キーが使われます。
様々な機器でも利用されている方式ですが、1分程度で解読できるほどセキュリティレベルが低く、iOSでは「安全性の低いセキュリティ」と判定されてしまいます。
WPAはWEPを改良した暗号キーで、別名TKIPとも呼ばれます。
通信中に暗号キーを自動的に変更することで、解読しにくいのが魅力的です。
WPA2は現時点のWi-Fiセキュリティの中で最も強度が高い暗号キーです。
AESとも呼ばれており、現時点ではこのセキュリティ方式を採用するのが最も安全であります。
複雑な暗号レベルとなると、その分だけ通信速度が落ちるイメージがありますが、通信速度との因果関係はありません。
逆に、漏洩して通信が傍受されると、通信速度が落ちる可能性は十分あります。
回避する方法はあるの?
では、安全性の低いセキュリティと表示されてWi-Fiが繋がりにくくなった時の対策法はあるのでしょうか?
もしご家庭でこのメッセージが表示されるのであれば、Wi-Fiルーターの設定を見直し、WPAやWPA2で接続できるように見直しましょう。
これにより、メッセージが表示されず接続が途切れることはありません。
古いWi-Fiルーターでは、WPAやWPA2に対応していないケースもありますので、思い切って新しいものに買い換えるというのも有効的です。
外出先のフリーWi-Fiで同様のメッセージが表示される場合は、緊急性がない場合は接続しないというのが有効策です。
アプリを活用するのも有効!
どうしても出先でセキュリティレベルの低いWi-Fiでも良いので、安定して接続したい場合はタウンWi-Fiというアプリがおすすめです。
タウンWi-Fi は、その時点で最も安定して接続できるWi-Fiを検索して、自動で接続を行えます。
ログインが必要なWi-Fiでも、事前に個人方法を登録しておくだけで、自動ログインできるのが良いですね!
更に、この地点にWi-Fiスポットがほしいというリクエストも行えるのも魅力的です。
ただ、あくまでも安定して接続できるポイントを見つけるだけのアプリである点には注意してください。
サイトURLが「https」のセキュリティレベルが高いサイトのみを閲覧するか、iPhoneにセキュリティソフトをインストールして、万全のセキュリティ対策を行ってから利用するようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
セキュリティ問題への対策が重要ですが、つながりやすさも両立したいですよね。
今回紹介したテクニックを駆使して、安全かつ快適にWi-Fiを利用しましょう!
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