2022.02.24ルーターの買い替えのタイミングを解説|寿命があるって本当?
自宅でインターネットを使うときに便利なWi-Fiルーター。実はこのWi-Fiルーターは使用していけばいくほど劣化してしまうため、同じルーターを長年使っていると通信速度や通信環境に影響を与えてしまう可能性があります。
そこで今回は、Wi-Fiルーターの買い替えのタイミングについて徹底解説します。ルーターの寿命や新しいルーターの選び方についても触れていくので、最近ネットの速度が遅くなったなと感じる方はぜひ参考にしてください。
ルーターの寿命はどのくらい?
Wi-Fiルーターをはじめ、すべての電子機器には寿命がつきもの。そこでここからWi-Fiルーターの寿命についてみていきましょう。買い替えのひとつの目安として把握しておきましょう。
ルーターの寿命には次の3つの考え方があります。
▽ルーターの寿命の種類
- 本体寿命
- 通信規格寿命
- セキュリティ寿命
本体寿命は4〜5年
Wi-Fiルーターの本体寿命はおよそ4〜5年といわれています。一般的にルーターは耐久性が高い電化製品のため、ルーターによっては10年以上もの長い期間使い続けることも可能です。
しかし、経年劣化により通信速度はどんどん低下していくため、使い勝手が悪いと感じる場面が増えていきます。
それぞれのルーターにはメーカー保証が付けられているものが多くありますが、メーカー保証の期間は大体1〜3年程度です。
保証期間以降の不具合は保証の対象外となるため、修理代金がかかってしまいます。高性能な新しいルーターを購入した方が安く済むケースも多いため、保証期間外の不具合の際は念の為ルーターの製造メーカーに問い合わせをしてみましょう。
通信規格寿命は2〜6年
無線LANには、さまざまな規格が存在します。規格が新しく変わることで、通信速度が大幅に速くなり、より快適にインターネットが利用できるようになります。新しい規格が登場するのは大体2〜6年です。
古いルーターのままインターネットを使い続けた場合、新しい通信規格には対応していないため、通信速度が遅いまま利用しなければなりません。通信速度に対してこだわりがない場合は問題ありませんが、少しでも快適な環境でネットを使いたい方は新しい通信規格に対応するルーターに買い替えていきましょう。
セキュリティ寿命は2〜5年
私たちが利用する無線LANの通信は暗号化することでセキュリティ対策を行っており、不正アクセスを防いでいます。この暗号化の方式は大体2〜5年程度で新しいものに更新され。より強固なセキュリティの元でインターネットが利用できるようになるのです。
セキュリティの規格が古いルーターを使い続けることで、ハッキングなどの危険性が高まるため、個人情報などの取扱いに注意する必要があります。
買い替えのタイミングはいつがベスト?
ここからはWi-Fiルーターに寿命があることがわかりましたが、実際どのタイミングで買い換えるのがベストなのでしょうか?そこでここからは買い替えのタイミングの目安についてご紹介していきましょう!
タイミングその1|速度が遅くなったと感じたとき
新しい通信規格がリリースされた後も、古い通信規格に対応したルーターのまま使用し続けると、通信速度に不満を感じる方が多いようです。ネットの速度に問題があると感じたら、ルーターが対応する通信規格を確認してみましょう。
古い規格のアイテムだった場合は買い替えのタイミングと考えて購入を検討してみましょう。
タイミングその2|回線を乗り換えるとき
お使いの通信速度よりも高速の回線に乗り換えた際も買い替えのタイミングとしておすすめです。せっかく通信速度の速い回線にしても、古い規格のままでは宝の持ち腐れとなってしまいます。回線の乗り換えと同じタイミングで新しいルーターを購入しましょう。
タイミングその3|スマホやタブレットを買い替えるとき
最新のスマホやタブレットを購入した際もルーターを買い換えるおすすめのタイミングです。最新のデバイスは、最新の通信規格に対応しているものがほとんどです。古い通信規格のまま利用していても、性能を最大限に活かすことができない可能性があると考えておきましょう。
タイミングその4|引越し・使用端末の増加などで環境が変化したとき
引越しをして間取りが変化したり、使用する端末が増えたりと使用環境が大きく変化した時もルーターを買い換えるいいタイミングといえるでしょう。
インターネットを快適に使用するためには、「設置場所」はもちろんのこと、「部屋の間取り」や「建物の構造や材質」などが大きく影響してきます。使用する住宅の環境にあったルーターを選ぶようにしましょう。
また、使用端末が増えることでWi-Fiルーターに大きな負荷を与えてしまいます。使用するルーターによって接続可能台数やデータ使用量も異なります。使用台数が増える場合はより高性能の最新モデルへの買い替えを検討しましょう。
ルーターの選び方
ここからは、最適なルーターの選び方についてご紹介していきます。おさえておきたいポイントは次の3つです。
その1|広さに合ったルーターを選ぼう
まず重要なのが部屋の広さや間取りに適したルーターを選ぶことです。それぞれのルーターにはカバーできる広さが定められていますので、購入する際に必ず確認しましょう。
部屋数が多い場合や3階建ての戸建てなどの場合は、通常のWi-Fiルーターではカバー仕切れないケースもあります。このように広範囲でWi-Fiを快適に使用したい場合は「メッシュWi-Fi」という複数の機器でWi-Fi環境を整えていくことも検討しましょう。
その2|接続台数にあったルーターを選ぼう
それぞれのルーターには接続可能台数が定められています。そのため、購入する際に対応する広さだけでなく、接続可能台数についても一緒に確認するようにしましょう。
最近では、パソコンやスマートフォン、タブレットなどのデバイス以外にも、掃除機やゲーム機など、さまざまな電化製品でWi-Fi接続が必要です。そのため、多少接続可能台数に余裕を持ってルーターを選んでいきましょう。
その3|通信規格・速度をチェックしよう
どのルーターにも、アンテナが搭載されています。理論上、このアンテナが多ければ多いほど通信速度が安定し速くなります。
2022年2月時点の最新の対応規格は「Wi-Fi 6」や「IEEE 802.11ax」です。最新の通信規格に対応したルーターを選びたい方はぜひ参考にしてください。
まとめ
ここまでWi-Fiルーターの買い替えにおすすめのタイミングについて詳しく解説してきました。Wi-Fiルーターには寿命があり、経年劣化することでどんどん通信速度は落ち、セキュリティの強度も弱くなってしまいます。
Wi-Fiが繋がりにくいなと感じる場合や速度が落ちたかもと感じた場合は買い替えのタイミングかもしれません。ご自宅の間取りや使用環境に併せたルーターをぜひ探してみましょう。
どのようなモデルを購入すればいいかわからない場合や設定方法などでお困りの場合は、最寄りのテルル各店までお問い合わせください。
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