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今更聞けない!ワイヤレス充電の「Qi」って何?

「ワイヤレス充電器」

今となっては誰もが知っているワイヤレス充電ですが、恐らくその正式名称が「Qi(チー)」であることを知っている人は少ないはずです。

そんな、知っているようで意外と知らない、今更聞けないワイヤレス充電「Qi」について解説していきます。

ワイヤレス充電の「Qi」とは?

「Qi」とは主にモバイル端末向けの「国際標準ワイヤレス充電規格」で、ワイヤレスパワーコンソーシアム(WPC)という団体が定めた規格です。

日本では「Qi」という単語にあまり馴染みがないように思えますが、ワイヤレス充電対応スマホや充電器にしっかりと「Qi」のロゴマークが記載されています。

ちなみに国内で初めてQi対応スマホをリリースしたのはNTTドコモで、当時は「おくだけ充電」という名称で呼ばれていました。

その名残で今でも「おくだけ充電」と呼ばれることもありますし「無接点充電」や「非接触充電」と呼ばれることもあります。

Qiが今のように普及した理由とは?

前述の通り、日本で初めてQi対応スマホをリリースしたのはNTTドコモですが、当時はワイヤレス充電の知名度が低かったことに加えて、対象機種が一部Androidであったとこから、正直あまり目立った存在ではありませんでした。

しかし、それから数年後の2017年に、Qiが突如「爆発的に普及する事件」が起こります!

それは、シリーズ初のワイヤレス充電(Qi)に対応した「iPhone8」の登場で、ここから一気にワイヤレス充電ブームが加速するに至りました。

例えば「スマートフォン」という存在自体を世に知らしめたのが「初代iPhone3G」ですし、LTEが普及したきっかけも「iPhone5」そして今回のQiもまた「iPhone8」から本格的に普及し始めた、正に「iPhoneに搭載された機能はバズるの法則」に基づいてヒットしたのがQiなのです。

Qiと有線充電の違いについて

ワイヤレス充電はスマホを充電器に「置くだけで」充電がスタートするので、一度使うと病みつきになるほど便利で快適な充電方法です。

では、今後は全ての充電をQiに切り替えて、有線充電は廃止するべきかと言えば、現状ではまだその段階に至っていません。

何故なら、Qiの充電スピードは、どうやっても有線の充電スピードには劣るからです。

プラスして言えば、スマホのカバー(厚いもの)によってはワイヤレス充電が出来ない場合もありますし、周辺環境によっては充電状態が不安定になることもあります。

なので、現状としてはQiと有線充電を併用しながら使うのが正解で、普段はQiをメインで、急ぎの場合は有線を使う方法がオススメです。

Qiの今度について

現状ではQiは主にスマホを充電するための規格になっていますが、AppleのAirPodsがワイヤレス充電に対応したことから、徐々にスマホ以外のガジェットの充電にも応用されてきています。

また、複数の端末を同時にワイヤレス充電できるQi充電器や、高速充電に対応(有線よりは劣る)したQi充電器も増えてきています。

恐らく、近い将来「Qi」は有線と比べて遜色ない充電スピートと安定性を得ることが予想されるので「まだケーブルで充電してるの?」と言われる時代が来るのは間違いないです。

今回のまとめ:これからはワイヤレス!

今回紹介したQiによるワイヤレス充電はもちろん、Bluetoothによるガジェットの無線化、完全ワイヤレスイヤホンの普及など、これからは確実にワイヤレスの時代が訪れます。

まずはQiを使ってワイヤレスの便利さを味わってみましょう!

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