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海賊版マンガは読んじゃダメ!違法性・危険性を解説

近年「鬼滅の刃」や「呪術廻戦」などのマンガが大ヒットを記録する中、海賊版マンガも後を断ちません。「お金を払わずに読める」と聞くとたしかに興味をそそられるかもしれませんが、海賊版マンガには大きな落とし穴が潜んでいます。

本記事では、海賊版マンガの違法性や危険性について解説します。

海賊版マンガとは?インターネット上に違法アップされたマンガ

海賊版マンガとは、権利者の許可を得ず、インターネット上に違法アップされたマンガのことです。出版社や著者以外の人物が広告収益を得るために、無断でマンガをアップしています。

ここ数年だと、海賊版マンガを大量にアップした「漫画村」というサイトが大きな話題となりました。漫画村はその違法性から一旦は閉鎖されたものの、名前を変えて再開設。再開設したサイトが閉鎖されては、また新たなサイトが開設されるイタチごっこを繰り返していました。

漫画村騒動は最終的に運営者が逮捕されることで幕を閉じました。しかし未だに海賊版マンガをアップし続ける人がいるのは事実です。

海賊版マンガが違法となるライン

海賊版マンガの違法性は、ネット上にアップした側と閲覧した側でそれぞれ異なります。

海賊版マンガをネット上にアップした側の違法性

海賊版マンガをネット上にアップした当人は、言うまでもなく違法です。サイト運営者やアプリ提供者には懲役5年以下・500万円以下の罰金が課されます。また違法なサイトやアプリへのリンクを提供した人も、懲役3年以下・300万円以下の罰金の対象です。

海賊版マンガを閲覧した側の違法性

海賊版マンガを反復・継続してダウンロード(=パソコンやスマホに保存)した場合、懲役2年以下・200万円以下の罰金の対象です。従来まで海賊版マンガの違法ダウンロードを強く取り締まる法律がなかったものの、2021年1月に著作権法が改正されたことで、取り締まりが強化されました。

ただし海賊版マンガを「閲覧しただけ」の人を取り締まる法律は現状ありません。つまりダウンロードせずに読める状態(=サイト上で読める状態)の海賊版マンガに対しては、閲覧者を取り締まれないのです。

海賊版マンガを閲覧する危険性

海賊版マンガをダウンロードせず、ネット上で「閲覧しただけ」では、刑事罰には現状問われません。しかし違法性はなくても、以下のような危険性があります。

端末のウイルス感染・個人情報の流出

海賊版マンガがアップされたサイトには、端末をウイルスに感染させたり、個人情報を抜き取ったりするプログラムが組み込まれているケースもあります。違法サイトの運営者は紛れもなく「犯罪者」です。閲覧者を陥れようとしている可能性は十分にあります。

違法ダウンロードを疑われる可能性がある

海賊版マンガをダウンロードせずとも、サイトへと頻繁にアクセスすることで、違法性を疑われる可能性があります。「実はダウンロードしているのでは?」と疑いの目をかけられ、警察の捜査対象になっても不思議ではありません。実際は法を犯していなくても、会社や家族に警察のお世話になった事実が伝わることも考えられます。

【まとめ】海賊版マンガには手を出さない

海賊版マンガは、閲覧するだけでも危険性があります。そして何より海賊版マンガの存在は、著者や出版社にとっての不利益です。海賊版マンガを読む人が増え、著者や出版社が利益を得られなくなったら、これ以上面白いマンガは生まれません。

「読みたい!」と思ったマンガは、正規の料金を支払って閲覧しましょう。

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