2021.03.20SNS、なぜ2段階認証が必要なの?その2
おすすめの2段階認証アプリ
SNS、なぜ2段階認証が必要なの?その2では、
簡単に使える2段階認証アプリの紹介をします。
Facebookの時に使った認証アプリは、「Google認証システム」と呼ばれる「Google Authenticator」というアプリです。
「Google Authenticator」は複数のアカウントに対応しているので、複数のSNSで一括に管理することができ、便利なアプリです。
時間ベースとカウントベースのコード生成に対応し、時間経過や更新マークを押すことでコードが更新されるので、安全です。
一番シンプルで使いやすいアプリです。
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シンプルで使いやすい反面、注意点もあります。
注意点は最後に紹介します。
他におすすめなアプリは、「Microsoft Autheticator」です。
Microsoft社が提供しているアプリで、Microsoftのアカウント以外にも、GoogleやFacebookなどのアカウント認証に使えます。
Microsoftのサービスを使用している方には特におすすめです。
3つ目のアプリとして「Twilio Authy(オーシー)」を紹介します。
こちらのアプリの注意点としては、全て英語なので、先に紹介した2つのアプリとは異なります。
Authyでしか使えないサービスも少ないですが、中にはあります。そういう場合はAuthyを使ってください。
英語に抵抗のない方におすすめです。
認証アプリの使い方
紹介した「Google Authenticator」、「Microsoft Autheticator」、「Twilio Authy(オーシー)」使い方を説明します。
今回はTwitterで3つのアプリを使って認証を設定してみます。
「Google Authenticator」
アプリをインストールします。
「開始」をクリックします。
「1つ目のアカウントのセットアップ」の画面になります。
「QRコードをスキャン」か、「セットアップキーを入力」するか表示されます。
「QRコードをスキャン」をクリックすると、カメラが起動します。
Twitter内やSNSで表示されるQRコードを映します。
Twitterでは「設定とプライバシー」から、「セキュリティとアカウントアクセス」→「セキュリティ」を選択します。
「2要素認証」から、「認証アプリ」を選択し、チェックします。
「始める」を選択します。
QRコードをスキャンするか、QRコードをスキャンできない場合をクリックするとコードが表示されます。
QRコードをスキャンすると自動的にアカウント名が表示されます。
QRコードを認証アプリでスキャンできない場合は、「セットアップキーを入力」を選びます。
「セットアップキーを入力」を選んだ場合、自分でアカウント名とTwitterや他のSNSに表示されているコードを入力します。
時間ベース▼を押すと、「時間ベース」か「カウンタベース」か選べます。
時間ベースは時間で更新され、カウンタベースは更新マークを押すと更新されます。
デフォルトのまま、今回は時間ベースにしました。
どちらを選んだ場合も、最後に認証コードが表示されます。
認証コードを入力します。
下のような画面が表示されたら完了です。
TwitterやSNSにログインする度に認証アプリを使ってコードを受け取れるようになります。
「Microsoft Autheticator」
アプリをインストールし、「アカウントを追加」をクリックします。
「その他(Google、Facebookなど)」を選択します。QRコードのスキャンの画面になります。
またはコードを手動で入力をクリックすると、アカウント名の入力、認証コードの入力欄が表示されます。
コードを手動で入力を選択した場合は、アカウント名と認証コードを入力します。
QRコードをスキャンした場合、自動的にTwitterのアカウント名が入力されます。
下のようなコードが表示されます。
「Microsoft Autheticator」は、自動的に時間でコードが更新されます。
30秒経過すると新しいコードになるようです。
Twitterや他のSNSで表示された認証コードを入力します。
これで設定は完了です。
「Twilio Authy(オーシー)」
アプリをインストールし、立ち上げます。
「Set Up」画面が表示されます。
「+Code」をクリック、スクロールして、「Japan +81」を選択します。
「Cellphone number」には携帯電話番号を入力します。
入力した後、「OK」をクリックします。
「ENTER YOUR EMAIL」が表示されます。メールアドレスを入力します。
「Phone call」電話で通知を受け取るか、「SMS」で通知を受け取るか選択できます。
「Phone call」は英語で通知されるので、「SMS」を選択します。
SMSで認証コードが届きます。
「manually enter:」以降のコードを入力します。
アカウントが登録されました。
「+」ボタンをクリックします。
下のような画面になるので、「Scan QR Code」か下の「Enter key manually」を選択します。
「Scan QR Code」を選択するとQRコードをスキャンする画面、「Enter key manually」を選択すると、専用のコードを入力する画面になります。
「Scan QR Code」を選択します。
「Backups Password」には、バックアップする時に必要になります。
パスワードを入力し、「Enable Backups」をクリックします。
下のような画面になるので、もう一度パスワードを確認のために入力します。
入力した後、使用したいSNSのアイコンが表示され、またアカウント名も自動的に入力された画面が表示されます。
「Save」をクリックすると、認証コードが表示されます。
認証コードをTwitterか他のSNSに入力します。
これで2段階認証の手順は完了です。
注意点ー機種変更時はバックアップを忘れずに!
便利な2段階認証アプリを紹介してきましたが、最後に注意点があります。
端末が故障した時や紛失時、機種変更を想定して、事前にバックアップを行っておく必要があります。
なぜかというと、バックアップをしておかないと、ログインができなくなってしまう可能性があるからです。
「Google Authenticator」の注意点として、バックアップの手段がありません。
他の「Microsoft Autheticator」、「Twilio Authy(オーシー)」にはバックアップ機能があります。
「Google Authenticator」で行うこと
「Google Authenticator」を使う時は、バックアップ機能がないので、端末を紛失した場合や機種変更した場合は2段階認証が使用できなくなります。
代わりに「Google Authenticator」では、「アカウントのエクスポート」機能があります。
別のデバイスにアカウントの情報を引き継いでおく機能です。
10つまで別のデバイスに引き継いでおけるのでアカウントを保護できます。
万が一使っているデバイスを1つ紛失してしまった、故障してしまった時にも安心です。
機種変更時にも使える機能です。
引き継ぎの方法を最後にご紹介します。
「Google Authenticator」を開き、・・・のマークをクリックし、「アカウントのエクスポート」を選択します。
「続行」をクリックします。
端末のパスコードを入力すると、QRコードが表示されます。
別のデバイス、もしくは新しいデバイスでGoogle認証システムアプリをダウンロードします。
画面下部にある「既存のアカウントをインポートしますか?」をクリックします。
「QRコードをスキャン」をクリックします。
正常にQRコードのスキャンが行われると、アカウントの引き継ぎが完了します。
元のデバイスで「完了」を押すと、アカウントを削除する画面に映るので、ここでは「完了」をクリックせず、「閉じる」→「<戻る」を選択しました。
これで2つのデバイスに同じアカウントを引き継ぐことができました。
「Google Authenticator」では、バックアップの代わりになります。
「Microsoft Autheticator」、「Twilio Authy(オーシー)」には、標準でバックアップ機能が搭載されています。
「Microsoft Autheticator」の場合は、設定画面を開き、「このデバイスのバックアップ」を選択します。
バックアップ機能を使用するには、Microsoftアカウントが必要になります。
アカウントを追加するをクリックすると、ログイン画面が表示されます。
ログイン後、登録しているメールアドレスに「本人確認のコード」が送られてきます。
「本人確認のコード」を入力すると、アカウントのバックアップが作成されます。
「Twilio Authy(オーシー)」では、登録した時に、「Backups Password」でバックアップを設定すれば、自動的にオンに設定されます。
右上の設定アイコンをクリックします。
「Accounts」の「Authenticator Backups」で確認できます。
端末の紛失時や、機種変更の時にもクラウドに保存されているので、アカウントが復元/引き継がれます。
端末の紛失時や、機種変更の時にもクラウドに保存されているので、アカウントが復元/引き継がれます。
他のアプリにはない、とても便利な機能です。
2段階認証のアプリを使う時は、最後の注意点には気をつけてください。
便利に2段階認証を使ってみてくださいね。
SNS、なぜ2段階認証が必要なの?は3部構成でお送りしております。 こちらもぜひご覧ください
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