2020.12.02菅総理肝いりの施策!携帯電話の料金は本当に安くなるの?
日本の携帯電話料金は高い!
2020年9月に菅義偉内閣が誕生しました。
当初はリリーフ的な意味合いでの総理就任という見方もあったのですが、菅総理は就任当初から独自の政策を打ち出しています。
その中でも、多くの方が気になる政策として携帯電話料金の見直しがあります。
日本は、世界的に見ても携帯電話料金が高いことで有名です。
2020年3月時点における、各国主要携帯電話事業者の料金プランの平均値を見ても、2GB容量で平均3,817円であるのに対して、日本は4,000円を超えています。
容量が多くなればなるほどその格差が広がり、20GBの場合は平均5,722円であるのに対して、日本は7,100円程度と大きな違いがあります。
なぜ日本の携帯料金は高いの?
日本において、なぜここまで携帯電話料金が高いのかというと、一つに高品質を求めているという点にあります。
確かに、世界各国から見れば高いのですが、その分回線の品質という観点で言えば日本はとても高いレベルにあるのです。
高品質を維持するためには、設備投資も必要となるので、その分が携帯料金に添加されているという側面があります。
他には、通信大手3社によって市場を寡占していることで、価格面などの競争が働きづらかったという点も見逃せません。
通信企業は、競争ではなく各社のシェア維持に相互に配慮しているために、携帯料金の高止まりを招いているのです。
そんな中で、大手3社の利益率がほぼ20%と高水準にあり、5%程度が適正値と考えている菅総理が官房長官時代から値下げを要求しています。
大手キャリアの動向は?
携帯電話料金の値下げが要求される中で、大手キャリアも動きを見せています。
auは、格安ブランドであるUQモバイルにおいてデータ通信容量が20GBで3,980円というプランを打ち出しました。
auでは、従来は無制限で7,650円という費用でしたが、容量こそダウンしているものの約半額にまで値下げした形です。
ソフトバンクでも、従来は50GBと一部の無料サービスが無制限になるプランが7,480円であったのに対して、新プランではワイモバイルから20GB4,480円というプランがスタートします。
大手キャリアの料金が値下げされるのではなく、セカンドブランドにおける値下げを実施した形です。
また、ドコモに関しては、2020年11月現在でまだ新プランの発表は行っていません。
セカンドブランドでの対応による反応と今後の流れは?
今回の値下げが発表されて以降、各方面から多くの反応が示されました。
その多くが、実質的には値下げには踏み切っていないというものです。
キャリアで契約していると、この割引には恩恵を受けることができませんし、もし乗り換える場合には諸手続きが必要です。
武田良太総務相は、11月20日の会見でキャリア自身の値下げが行われていないと批判を強めています。
大手キャリアの反応に注目!
携帯電話料金は、確実に値下げの方向で話が進んでいます。
今後は、大手キャリアの値下げがどのように対応していくのかについて注目していきましょう。
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