2020.07.14超絶便利!iPhoneSEの「eSIM」って知ってる?
2018年に発売された「iPhoneXS・XR」には、iPhoneシリーズとしては初めて「eSIM」が搭載されました。
eSIMとは電子的なSIMカードのことで、従来の物理的なSIMカードとは異なり、端末の内部に格納されているSIMカードです。
そして、コスパに優れたiPhoneSE(第2世代)にもeSIMが搭載されたことで、これから一気にeSIMが普及することが予想されています!
そんな、今ホットなiPhoneSEのeSIMについて解説していきます。
iPhoneSEに搭載されているeSIMとは?
スマートフォンに差し込まれている「SIMカード」とは、ユーザーが契約している通信業者の電話番号が書き込まれている、とても小さな通信カードです。
端末にSIMカードを挿入して初めて通信が可能となり、例えばドコモならドコモの電波を掴むことができます!
そして、今まではあくまで「物理的なカード」だったSIMカードが、ついに端末本体に内蔵されたものが「eSIM」と呼ばれています。
具体的には端末内の小さな通信チップがeSIMの正体で、これに通信業者の電話番号と設定(プロファイル)をダウンロードすることで通信が可能となります。
プロファイルのダウンロード方法は、例えば通信業者から提供されたQRコードを読み込んだり、専用アプリをインストールしたり、iPhoneの通信設定に直接情報を入力する方法などがあります。
eSIMの利点は物理的なSIMカードが不要となることで、プロファイルさえ手に入れれば何処でも通信契約が可能なことです!
iPhoneSEは2つの回線を使い分けることが出来る
iPhoneSEには従来のSIMカードを挿入できる「SIMスロット」が装備されており、更にeSIMも搭載されています。
つまり、A社の通信契約を従来型のSIMカード、B社の通信契約をeSIMとすることで、2つの回線を同時に使用することができます!
具体的にはiPhoneSEで異なる2つの電話番号(回線)を持てるということになり、これらの回線の使い分けが可能となります。
この状態でiPhoneSEで電話をかけようとすると、主回線と副回線(eSIM)どちらからの発信とするのかを選択できるようになります!
eSIM(副回線)の活用方法を考えてみる
iPhoneSEで異なる2つの回線を使うことができると分かった上で、eSIMの活用方法を何点か紹介していきます。
まずは仕事用とプライベート用に回線を分ける使い方で、eSIMの番号はプライベート用(または仕事用)として使うことにより、仕事関係の人に電話番号を教える必要がありません。
また、2つの通信回線を使うことができるので、例えばA社が圏外の場合でも、圏内のB社の電波を使うことができます。
更に、海外旅行に行く際は、現地の通信業社の契約をeSIMで行うことにより、日本の電話番号を持ちながら副回線として現地回線を使うことができます!
2つの回線の切り替えについて
実際に物理SIMカードとeSIMの契約をしている「デュアル回線」の状態では、iPhoneSEの「モバイル通信」の設定画面で、デフォルトの音声回線と通信回線をそれぞれ選択することが出来ます。
例えば電話はA社の電話番号がメインで、通信回線はB社の回線がメインという設定ができます。
これらは随時切り替えることができるので、その時の状況に応じて異なる2つの回線を使い分けることができます。
まとめ:これからはeSIMの時代!
わざわざ長時間並ぶ携帯ショップに行って、いちいちSIMカードを発行してもらわなくても、eSIMがあればその場で通信契約をすることが出来ます。
iPhoneのみならず、iPadやAppleWatchにもeSIMが搭載されてきているので、これから間違いなくeSIMの時代がやってきます。
まずはiPhoneSEでeSIMの素晴らしさを体験してみましょう!
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