近年、スマートフォンの使いすぎで「ストレートネック」と呼ばれる症状に悩まされる方が増えています。

「ストレートネック」とは、肩こり・首こりやめまい、吐き気、顎関節症や側弯症を引き起こす可能性のある症状です。

ストレートネックを改善させるためには、日ごろの習慣を変更することやストレッチが大変重要です。

本記事では、ストレートネックについて詳しく解説するとともに、その改善方法もご紹介します。

スマホ首と呼ばれるストレートネックとは？

本来、人間の首は、頭蓋骨の重さを支えるためにわずかにカーブしています。

しかし、スマートフォンの見すぎなどで頭を突き出した姿勢が一般的になると、首のカーブが損なわれてしまい、首がまっすぐな状態になってしまいます。

この「首がまっすぐな状態」が癖になってしまった症状を「ストレートネック」と呼びます。

ストレートネックのチェック方法は？

ストレートネックのチェック方法は簡単。

壁を背にして立ち、後頭部・肩甲骨・お尻・かかとの四か所が自然と壁についていれば、ストレートネックの可能性はありません。

後頭部が壁につかなかったり、意識して首を後ろに倒す必要があったりする場合、ストレートネックの可能性が高いといえます。

ストレートネックが気になる場合には、この方法で一度確認してみることをおすすめします。

まずはスマホを見る姿勢を変えよう

ストレートネック改善のためには、スマートフォンを見る際の姿勢を変えることが重要です。

手に持ってスマートフォンを見る場合は、可能な限りスマートフォンを顔の高さまで上げ、視線を下に落とさない状態を保ちます。

長時間スマートフォンを見る必要がある場合には、スマートフォンを持っている手を反対の手で支えたり、わきの下にタオルを挟んだりなどするとより楽に姿勢を保つことが可能です。

アゴ押し体操で簡単ストレッチ

ストレートネック対策として、もうひとつおすすめしたいのが「アゴ押し体操」です。

「アゴ押し体操」とは、その名の通りあごの先端に指を当てて、頭と首を後ろの方向に押したり戻したりを繰り返す体操を指します。

「アゴ押し体操」の際に重要なのは、肩の位置を動かさず、頭と首を水平に後ろに押し込むことと、やや強めに押し込むことです。

仕事や家事の合間など、日常生活のちょっとしたスキマ時間に行うことのできる体操ですし、1日に何度行っても構いません。

ぜひ皆さんも積極的に「アゴ押し体操」を活用して、ストレートネックの改善を目指してください。