2019.10.06iPhone11でWi-Fi6を使うための設定は?
Wi-Fi6とは?
日進月歩で技術革新が進んでおり、昨日の常識が今日の常識になっているとは限りません。
特に、スマートフォンなどにおける通信技術の進化には眼を見張るものがありますよね。
有名なものとしては、5Gという技術がありスマートフォンの可能性を更に高めると期待されています。
動画の世界では4Kが当たり前になっている中で、4K動画をスムーズに楽しむためには5Gが必須とも言われております。
また、あまり知られていないものとしてWi-Fi6という技術に注目が集まっているのをご存知でしょうか?
Wi-Fi6とは、Wi-Fi標準規格の最新バージョンであり、この標準規格は802.11acの強みを生かして構築されています。
効率性、柔軟性、拡張性を強化することで、新規および既存のネットワークにおいて次世代アプリケーションに対応する高速化と容量を実現しているのが特徴です。
具体的には、最新テクノロジーであるOFDMAとMU-MIMOを組み合わせた802.11axは、高密度のネットワーク環境において最大4倍のトラフィックの効率化をもたらすことが可能です。
また、従来は各ネットワークチャンネルで1つのデバイスにのみ処理していたものを、各チャンネルに送信するものをまとめて送信し、小さなサブチャンネルに分割するという方式を採用しています。
これによって、スムーズで遅延なくワイヤレス通信を行うことができます。
Wi-Fi6は単にスムーズな通信が可能となるだけでなく、デバイスのデータ送信の間隔の調整を行うことでルーターの信号待機の必要がないときにスリープ状態に移行するモードがあります。
これによって、バッテリー消費の改善を図ることができ、なんと最大7倍も長持ちさせることができます!
他にも、広範囲のワイヤレス通信が可能になるなど、そのメリットは計り知れないものがあります。
iPhone11で利用することができる!
Wi-Fi6は、2019年になってやっと普及し始めた規格です。
対応するルーター自体も2019年夏になって各メーカーが揃ってきたという印象がありますが、スマートフォン側でいつ対応するのかが注目されていました。
iPhoneの場合、比較的新しい技術を取り入れるのに二の足を踏む傾向があるのですが、iPhone11ではいち早くWi-Fi6に対応しています。
どのように設定するの?
Wi-Fi6の設定は、デバイス側での設定は不要です。
ルーター側でWi-Fi6対応のものを導入し、設定を行います。
デバイス側としては、接続先としてWi-Fi6に対応した信号を受信するだけで対応できます。
では、実際にどの程度の速度アップが期待できるのでしょうか?
今回は、ASUSのGT-AX11000というWi-Fi6対応ルーターと、iPhone11 PROとの間での性能差について紹介します。
こちらが従来の接続を行った状態ですが、GT-AX11000自体の性能がそこそこ高いので58Mbpsをマークしています。
一方で、Wi-Fi6接続した場合、なんと200Mbpsと4倍近い速度をマークしました。
速度アップしてバッテリーの持ちがアップするなんて夢のようですね!
まとめ
Wi-Fi6は、大容量化する動画やファイルのやり取りを容易にしてくれる魅力的な存在です。
5Gも魅力的ですが、いち早くWi-Fi6対応しているルーターや、iPhone11などのスマートフォンを入手してその凄さを実感してほしいですね。
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