2018.12.20MNP予約番号取得前に行うべき5つの事前準備とは
MNP予約番号取得前に行うべき5つの事前準備とは
2018年3月に、15~69歳の男女約45,500人に対してMMD研究所が行った「2018年3月格安SIMサービスの利用動向調査」によれば、格安SIMサービスを知っている(認知度)人の割合は89.9%、格安SIMのサービス内容の理解は47.7%であるとの結果でした。
2018年9月12日と予想されているiPhoneXに続くニューiPhone発表を間近に控え、iPhone発売に合わせて通信会社を格安SIMに乗り換えようと検討されている方も少なくないと思います。 今回は、他社通信会社に乗り換えても、現在の電話番号をそのまま継続利用できる制度~「Mobile Number Portability(MNP)」を実行するために必要な事前準備についてチェックしてみたいと思います。
MNP(乗換え)の手続きの流れとは
MNPの手続きは非常に簡単で明快です。
現在使用している通信会社に「MNP予約番号」を発行して貰います(電話やWEBなど)。
15日間ある有効期限内に、乗換えたい通信会社との契約を完了して利用を開始する事だけです。
MNP予約番号を取得した後でも、もし気が変わってしまったら乗換えを中止する事も可能です。
MNPは、予約番号を取得しただけでは何も状況は変わりません。取得したMNP予約番号は有効期限内に別会社との契約が完了しない場合は無効となり、現在の通信会社との契約がそのまま継続しますので、予約番号取得自体は気軽に行うことができます。
=== チェックポイント! =====
MNPは、新しい通信会社との契約が完了し、利用を開始した日が「実行日」となる事を覚えておきましょう。MNP予約番号を取得した日ではないので要注意です。
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ちなみに、大手キャリアを利用している場合で、更新月内にMNPが完了しなかった場合、タイミングによっては次の2年縛りが適用されてしまう場合がありますので、有効期限内の手続き完了が非常に重要なのです。
MNP番号の取得自体には大きな問題や難しさはないのですが、事前準備を怠ると、有効期限内にMNPが完了せず、現在の通信会社との契約が継続してしまうケースがありますので、事前準備にこそ注意が必要です。
MNP予約番号取得前に行うべき5つの準備
まず、MNP予約番号を取得してから必要書類等の準備を始める方がいますが、これは有効お期限切れのリスクが高いので、予約番号取得前に全ての準備を整える事をお勧めします。
身分証明書の準備
使用する身分証明書は、乗換え先の通信会社の案内(公式WEB等に必ず記載あり)を確認し、使用できるものを準備しますが、注意すべきは、身分証明書に記載の氏名・住所などが正しいかどうかです。
特に住所は、転居などで現住所と身分証明書の住所が異なるケースがありますので要チェックです。
結婚等で氏名が変わった場合などにも、それを証明するための補助書類が必要です。
補助書類として使用できるものも各社の案内に明記されていますのでチェックしましょう。
クレジットカードの準備
一部を除いて、格安通信会社では支払いはクレジットカードのみという場合がほとんどです。
利用できるクレジットカードは有効期限内である事はもちろん、本人名義のカードしか利用できませんので、回線契約者と同じ名義のクレジットカードを事前に準備しておきましょう。
料金の支払者と回線契約者が異なる場合
例えば、世帯主のご主人が料金は支払うが、回線契約者は奥さんという場合でも、ご主人名義のクレジットカードは使用できません。家族カードを発行する等の準備が必要ですが、家族カード発行にはある程度の日数が必要ですので、予約番号取得後に使えるカードがない…となると有効期間内の乗換えは絶望的です。
メールアドレスの準備
格安SIMに乗り換えると、それまで使用していた「キャリアメール」が利用できなくなります。
(キャリアメールとは、@docomo,ne.jpや@ezweb.ne.jp等のキャリアドメインが付いたメールアドレスです)
そのため、多くのユーザーは、GmailやYahooメール等を使用していますが、PCメールを拒否設定している大手キャリアユーザーにメールが届かなくなってしまう場合があります。
まだキャリアメールが使える内に、早めに乗換え後のメールアドレスを用意し、友人知人に知らせておく事をお勧めします。
WiFi環境の準備
通信会社を乗換えると、端末の設定を変更(iPhoneの場合にはプロファイルのDL)する必要があります。
前の通信会社から、新たな通信会社へ回線を切り替えている最終は、どちらの通信も利用できない空白時間が存在しますが、実は、この間に設定変更・プロファイルDLを行う必要があるため、WiFi環境が必要です。
自宅に限らず、公衆WiFiでも、他社スマホのテザリングでも大丈夫なので、何らかの通信手段を用意してください。
MNPの事前準備まとめ
MNPの手続きそのものは大して難しいものではありませんが、唯一注意すべきは「有効期限切れ」です。
有効期限が切れると、元の通信会社との契約が継続しますので、大手キャリアの場合には新たな2年縛りが適用されてしまうなどのリスクがありますので注意が必要です。
この有効期限切れを起こす大きな要因が事前準備不足です。
使うつもりだったクレジットカードが使えない、身分証明書に不備があった等々で有効期限切れを起こさないよう、事前準備はしっかりと行ってから予約番号を取得しましょう。
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