2018.06.11ついにiPhoneにも導入!ワイヤレス充電は便利なの?
今までの常識をくつがえすテクノロジー!
充電すると言うと、コネクタに何かしら接続して行うというイメージがありますよね。
例えば、テレビなどでも必ず電源ケーブルを挿しますし、携帯電話でも当たり前のように充電器と端子を接続して充電を行います。
ただ、この接続するという行動は結構手間がかかるものです。
また、iPhoneではLightning、AndroidではUSBと接続ケーブルも異なります。
そこで生まれたのが、ただ置いておくだけで充電できる夢のようなシステムがあります。
それが、Qi(チー)規格による充電です。
Qi(チー)規格とは一体何?
出典元:https://www.engadget.com/2015/06/24/qi-fast-wireless-charging/
では、Qi(チー)規格とは一体どのような規格なのでしょうか?
Qi(チー)規格は、ワイヤレス規格の国際標準規格です。
スマートフォンを対象とした15W以下の低電力向けデバイスにおける規格となっていて、置くだけ充電と称されています。
現在は1.1というバージョンが採用されていますが、メカニズムとしては磁界共振を利用した電磁誘導により充電を可能としています。
今はモバイルデバイスを対象としていますが、将来的には120wまで対応できるように研究が進められています。
iPhone以外のスマートフォンと互換性がある!
iPhoneを除くスマートフォンについては、既にQi(チー)規格が採用されています。
出典元:https://thewirecutter.com/reviews/best-qi-wireless-charger-for-iphone-and-android-phones/
2015年あたりから爆発的に普及が進み、今となってはほとんどのスマートフォンに標準搭載されています。
ただ、iPhoneはその動きを静観するように頑なに導入を拒んできました。
これは、ひとえにまだ技術的に未熟であった点が挙げられます。
確かに、これだけ便利でありながらもすぐに普及しなかったのは、Qi(チー)規格自体がまだまだ改善の余地があったので、各メーカーも二の足を踏んでいたのです。
ただ、各メーカーも導入を表明し、付属品も揃ってきた中でやっとiPhoneも重い腰を上げて対応に踏み切りました。
現時点では、iPhone8とXに標準搭載されています。
出典元:https://www.imore.com/charge-your-iphone-even-faster-ios-112-and-qi-wireless-chargers
今後発表されるモデルについても、標準搭載されていくのは間違いない状況です。
実際にワイヤレス充電器でiPhoneを充電してみてわかったこと
では、早速iPhone Xを使用してQi(チー)充電を行ってみました。
Qi(チー)規格に対応した充電器は数多く、価格的にもさほど高くありません。
また、AndroidやiPhoneなど関係なく、Qi(チー)規格さえ適合していれば利用できます。
今回は、Ewinというメーカーの第2世代 10Wに対応した充電器を使用しました。
私のスマートフォンは、ブック式のカバーをしているのでそのまま充電できるかが非常に心配でした。
ただ、置いてみると全く問題なく充電することが可能です!
また、充電中に8mm以上デバイスを離すと自動で充電モードから切り替わります。
急な電話などにもスマートに対応できるのが良いですね!
また、気になるのが充電時間ですが、今回の実験ではケーブルによる充電の約1.7倍の時間がかかることがわかりました。
便利である反面、スピードの遅さは今後の課題ですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
iPhoneの充電において、Qi(チー)は当たり前のように採用していくのは間違いありません。
まだまだ改良の余地がありますが、一度使用するとこの便利さから後戻りできません!
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