2018.05.19格安SIMユーザーのためのSiri活用法
格安SIMユーザーのためのSiri活用法
最近なにかと「AI」が話題ですね。
AIとは「Artificial Intelligence」の略で、日本語では人工知能と呼ばれますが、さっくりと説明すれば、コンピューターに知的な情報処理活動をさせる事と言えるでしょう。
AIは様々な技術の集合で成り立っており、例えば人間の言語を理解し発語できる事もAIの重要な機能の1つですし、理論的な推論をしたり、また自ら学習し知識を蓄積する等もAIの機能です。
そんなAIですが、iPhone利用者であればすぐ身近にSiri という存在がありますよね。
ちなみに、Siriとは「Speech Interpretation and Recognition Interface」(発話・解析・認識のためのインターフェース)の略です。
今回は、そんなSiriのお役立ち機能のいくつかを紹介しますが、特に格安SIMを契約しているユーザーにとって便利な機能もご紹介してゆきます。
Siriを使えるように設定する
iPhoneでSiriを使うには事前の設定が必要です。
「設定」→「Siriと検索」と進み、赤枠の中を設定するとSiriを使用する事ができます。
なお、音声でSiriを呼び出す機能「Hey Siri」をONにすると、「Hey Siri」の設定画面になります。
何回か、「Hey Siri」と呼びかけてアナタを認識させましょう。
ちなみに、音声はデフォルトでは女性の声になっています。
「Siriと検索設定」より男性ボイスに変更することも可能です。
余談ですが、男性のAIボイスって不思議とワクワクしますよね!「ジャービス」や「ナイト2000」などを彷彿とさせます...!(少々マニアックですね...笑)
何ができるのかSiriに教えてもらおう
Siriの設定が済んだら、手始めにまずはSiriに何ができるのかを尋ねてみました。
下までスクロールすると、電話をかけるを筆頭に、写真を開く、音楽をかける、天気予報を表示する等々、できる事の多彩さに驚くはずです。
ここに表示される以外にもできる事は膨大にあり、色々な事を話しかける、聞いてみる事でSiriができる事が徐々に分かってきますし、その中で、自分の使い方にマッチした機能が見つかるはずです。
格安SIM利用者に便利なSiriの活用法
Siriにやって貰える事は膨大にありますし、代表的な機能は様々なWEBで紹介されていますので、ここでは、格安SIM利用者の筆者が日ごろSiriを使う上で、多用している機能をご紹介してみます。
料金半額電話をかける
電話をかけるのは、「何ができるの?」でも最初に出てくるSiriの得意技の1つです。また、料金半額通話の仕組みは格安通信会社のメリットの1つです。
この2つを組合わせて、Siriに指示して半額通話で発信させようとすると、通常のやり方では、20円/30秒の普通の通話でしか発信できません。
しかし、電話帳にちょっと工夫する事で料金半額電話をかける事ができます。
まず利用するのはこちらのアプリです。
出典:https://itunes.apple.com/jp/app/prefixplus-add-the-prefix/id1142430837?mt=8
このアプリは、電話帳に登録されている電話番号に、プレフィックス番号を付加した電話番号を追加登録してくれるアプリで、例えば、某半額通話番号が「00123」だとすると、電話帳に登録された電話番号の先頭に「00123」を付加した番号を追加してくれます。
電話帳にプレフィックス番号付きの電話番号を追加登録する事で、Siriに電話をかけるよう命じた際に、選択肢がオリジナルの電話番号とプレフィックス付加番号が標示されるようになります。
こちらの事例は「G-Call」の場合で、オリジナルの電話番号と、プレフィックス番号が付加された番号の2つの選択肢が標示されています。
選択はタップでも可能ですし、音声でも可能です。
登録名(ラベル~この場合は「自宅」)や、1番目と言う事で指定する事ができます。ラベルは、一世変換時に任意で指定できますので、半額通話サービス名を指定しておくと便利です。
(ご注意)
ただし、この種のアプリには登録したプレフィックス番号の削除機能はありません。
通信会社を乗り換えた等で、プレフィックス電話番号を変更する場合には、登録済みのプレフィックス番号は手動で削除しなければなりません。
それを防ぐためには、通信会社に関わらず利用できる「楽天でんわ」や「G-Call」の利用をお勧めします。 いずれも、どの通信会社からでも半額通話が利用でき、「G-Call」には10分かけ放題のオプションも用意されています。
ポータルアプリを起動する
Siriにアプリを起動させるのも基本中の基本です。
格安通信会社では、データ容量の残量確認や高速⇔低速切替などを簡単に行えるアプリを発行しているケースが少なくありませんが、こうしたポータルアプリをSiriで起動する事が可能です。
こちらは、UQmobileのポータルアプリをSiriに起動させたものです。
このアプリの正式名称は「UQmobileポータルアプリ」ですが、インストール時に「ポータルアプリ」と短縮して登録したため、Siriから呼び出す場合も「ポータルアプリ」と指定すれば起動できます。
アプリ内の操作まではできませんが、アプリは登録したアプリ名で起動する事ができます。
ちなみに、UQmobileの他、mineo・DMMmobile・楽天モバイルなどのアプリもSiriから呼び出して起動する事ができました。
一方、アプリではなくWEBのマイページが用意されている場合には、「×××のマイページを検索」と指示すれば、検索結果を表示してくれます。
SiriでできるWiFi・BluetoothのON・OFF切替え
WiFiやBluetoothのON⇔OFFもSiriに支持するだけで行う事ができます。
通信速度の遅い公衆WiFiに捕まった際などには、サクッとWiFiをOFFにしたい場合がありますよね。 そうした際には、一旦使用中のアプリを閉じてわざわざ設定を開かなくても、Siriに頼めば一発でON・OFFが可能です。
Bluetoothはどの機器に接続するかまではSiriはしてくれないのは少々残念ですが…。
WiFiやBluetoothで複数の接続先を選ぶ場合には、ON⇔OFFではなく「WiFi(Bluetooth)設定画面」と言えば設定画面を直接開く事も可能です。
格安SIMユーザーが使えるSiriの機能 まとめ
今回は、料金半額通話の発信やポータルアプリの起動など、格安SIMユーザー向けにSiriの機能をご紹介してみました。今後どんどん賢くなるSiriがどこまで人間をサポートしてくれるのか楽しみですね。
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