2023.08.01治療薬ハンドブックとは?特徴や使い方、類似アプリとの比較も紹介
医師から処方してもらった薬や普段常備している薬の成分や副作用などは、自分でも的確に把握しておきたいものです。前回はヤクチエをご紹介しましたが、今回はそれと似た機能を持つ治療薬ハンドブックをご紹介します。
治療薬ハンドブックは、薬剤師向けアプリのヤクチエと違い、簡単に治療薬に関する詳しい情報やジェネリック医薬品についても調べられます。治療薬ハンドブックの特徴や使い方などについて詳しく見ていきましょう。
治療薬ハンドブックとは?
ここからは治療薬ハンドブックの特徴について詳しくご紹介します。
優れた検索機能で調べたい薬剤がすぐわかる
治療薬ハンドブックは、株式会社じほうが発行している医薬品に関する書籍のアプリ版です。検索機能が充実していて、フリーワードや識別コード、GS1コードなどのさまざまな方法で薬剤を検索できるため、いつでもどこでも知りたい薬の情報について調べられます。
また、薬の製剤ごとに検索できるので紙面のように見やすい点も便利です。
治療薬ハンドブックでは、薬剤にGE、AG、ABS、BSなどのアイコン表示があるので、薬剤にジェネリックがあるかの情報もすぐに分かります。
治療薬ハンドブック2022の書籍に入っているシリアルコードを入力すれば、製剤の画像や構造式、薬剤Pointや処方Pointを記した添付文書、インタビューフォームなどの読者限定機能も使えます。その他にも薬効の詳細を解説した総説や患者向けガイドへのリンクなどの充実した機能が魅力です。
同様に読者限定のP+(ピータス)は、治療薬比較ブックやポケットカードが収録されています。Professional、Pharmacist、Pharmacyなどに役立つ機能も人気です。
2つの端末で利用できる
書籍の治療薬ハンドブックを持っていれば、スマートフォンとタブレットやノートパソコンなど2台までシリアルコードが入力できるため、読者限定機能も利用できます。インターネット環境がない場所でも使えるため、医療機関や自宅など知りたいときにいつでも情報を入手できます。
ヤクチエ添付文書と治療薬ハンドブックアプリを徹底比較
ここからはヤクチエ添付文書と治療薬ハンドブックアプリの特徴をそれぞれ比較してみましょう。2つの機能を比べることで自分にぴったりのアプリを選べますよ。
【ヤクチエ添付文書の特徴】
・起動や検索が早い
・販売名、一般名の他、識別コード(刻印・記号)検索ができる
・薬の画像や薬価がわかる
・同一成分の先発・後発品の比較ができる
・月1回の情報更新
【治療薬ハンドブックの特徴】
・AG、GE、ABS、BSのアイコン付き
・製剤ごとの添付文書
・フリーワード、識別コード検索、GS1コード読み取り、詳細設定ができるフィルタ機能あり
・総説の閲覧可
・日刊薬業、PHARMACY NEWSBREAKなどのニュース配信
・治療薬比較ブックやポケットカードの付録付き
治療薬ハンドブックの使い方
治療薬ハンドブックの使い方を詳しく紹介していきます。
アプリをダウンロード/h3>
まずは、アプリをダウンロードしましょう。使っているスマートフォンに合わせてApple StoreまたはGooglePlayで治療薬ハンドブックを検索してください。
ユーザー登録
アプリをダウンロードしたら「会員登録する」をタップします。メールアドレスを入力して、届いた認証コードを入れてパスワードの設定をして登録しましょう。
シリアルコードがある場合は、アプリの右上GISコードをタップすると次のような表示が出ます。シリアルコードを入力して登録を行ってください。シリアルコードがなくても登録が済めばそのままアプリを利用できます。
アプリを再起動
シリアルコードを入れてユーザー登録を行った場合は、アプリを再起動してください。
フリーワードで検索する場合は矢印の検索窓、識別マークやフィルタを使う場合はそれぞれのタブをタップして使いましょう。該当する薬剤が出てくるので、ブックマークしたり詳細を見たりできます。
利用端末を変更したいときの方法
機種変やスマートフォンの乗り換えなどで端末を変更して治療薬ハンドブックを継続して使いたい場合は、端末を変更する前に設定画面のユーザー情報認証クリアをタップして認証情報を解除しておきましょう。
新たな端末ですぐに治療薬ハンドブックを使えます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?薬剤の詳しい情報がすぐに調べられる治療薬ハンドブックについてご紹介しました。さまざまな方法で検索できるので、薬の一部の情報だけでも調べられます。インターネットに繋がらない場所でも使えるのでとても便利です。
書籍にあるシリアルコードを入力すれば、さらに読者限定の充実した機能が使えるので書籍版の治療薬ハンドブックを持っている方にはおすすめですよ。
アプリをダウンロードして、ぜひ活用してくださいね。
▽治療薬ハンドブックのアプリ
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