「Bank Pay」とは、デビットカードの仕組みをそのままスマートフォン決済に転用したモノです。レジで支払った金額が、紐付けられた銀行口座からリアルタイムで引き落とされます。本サービスは、デビットカード決済の「J-Debit」を推進している日本電子決済機構が提供しているキャッシュレス決済サービス。全国の金融機関が加盟しているので、安心して使用できるのがメリットです。
また、一般消費者だけでなく企業用のサービスとしても導入事例が増えています。初期費用0円で始められるため導入の敷居も低く、消費者にとっても企業にとってもメリットが多いサービスです。本記事では、「Bank Pay」の特徴や使い方をご紹介します。新たにスマートフォン決済を使おうか考えている方は、ぜひチェックしてみてください。
Bank Payの特徴
ここからは「Bank Pay」の3つの特徴について詳しくご紹介します。
特徴その1|携帯ひとつで支払える
Bank Payの最大の特徴はなんといっても、スマートフォンひとつで支払いができることです。昨今、キャッシュレス決済サービスが世の中に浸透してきました。さまざまなサービスが展開されており、ほとんどの店舗でキャッシュレス決済に対応しています。
財布を持ち歩く手間が省けて、スマートフォンさえ持っていれば食事や買い物ができるのでとても便利。出かけるときは手荷物を極力減らしたい方や、財布を持ち歩くのは落とすリスクがあり怖いという方におすすめのサービスです。
特徴その2|使いすぎを防止できる
多くのキャッシュレス決済サービスは、クレジットカードを登録して使用します。使った分を支払日にまとめて引き落とされるため、ついつい使いすぎてしまう方もいるのではないでしょうか。しかし、Bank Payはその名の通り銀行口座を紐付けて使用するサービスです。
Bank Payで支払いした場合、紐付けた銀行口座からリアルタイムで引き落としされるのがメリット。使ったタイミングですぐ引き落とされるので、お金の管理がしやすく使いすぎ対策にも適しています。また、チャージも必要ないため、より手軽に利用できるのも魅力のひとつです。
特徴その3|安全性が高い
サービス提供している日本電子決済機構は、大手IT企業のNTTデータが会長を務めています。さらに、ゆうちょ銀行・みずほ銀行・三菱UFJ銀行・三井住友銀行などのメガバンクが副会長を務める団体で、信頼感が高いのが特徴です。
現在では33行の取扱金融機関があり、利用できる加盟店も13万ヶ所以上に拡大されています。また、本人確認書類や顔写真による本人確認手続きをオンラインで完結できる、eKYCというセキュリティ対策もされており、より安全に利用できるのがポイントです。
Bank Payの使い方
ここからはBank Payの利用方法についてご紹介しましょう。お使いのスマートフォンにアプリをダウンロードすれば、誰でもかんたんに利用できます。
STEP1|アプリをダウンロード
まずは、お使いのスマートフォンにアプリをダウンロードしましょう。完全無料で利用できるアプリですので課金される心配はありません。
▽Bank Payのアプリ
STEP2|利用者情報・金融口座の登録
アプリを立ち上げて、利用者情報を登録しましょう。性別と住所以外は必須項目となります。入力したら登録ボタンを押して、メールアドレスとSMS(ショートメッセージ)による本人確認の認証を行います。
メニュー画面の口座登録のボタンを押して、本人確認書類・顔写真による本人確認手続きを進めていきます。申請が完了するには少し時間がかかるため、完了のメールが来るのを待ちましょう。
申請が完了したら、お持ちの銀行口座を登録します。
STEP3|加盟店でQRコードを読み取って支払い or 表示して支払い
QRコードを読み取る場合
QRコードを表示する場合
Bank Pay加盟店で利用する場合、自分のスマートフォンで店舗に設置してあるQRコードを読み取ることで支払いが可能。または、自分のQRコードを店舗側に提示し、読み取ってもらうことで支払いができます。支払い方法は店舗によって違うので、店舗スタッフに確認しましょう。
STEP4|ことら送金を使ってお金を送る
Bank Payには、ことら送金という機能があります。スマートフォンひとつで紐付けた金融機関口座から10万円以下の送金が可能です。電話番号やメールアドレスでメッセージと一緒に簡単に送れるのがメリット。ATMに行く必要がなく、お友達や家族の口座に送金できるのが魅力です。
Bank Payを利用する際の注意点
ここからはBank Payを利用する際の注意点についてご紹介しましょう。
注意点その1|クレカ支払いができない
Bank Payはその名の通り、銀行口座を紐付けて利用するデビット支払い型のサービスです。そのため、クレジットカードを登録して利用することはできないので注意しましょう。
注意点その2|使えるお店が少ない
Bank Payは加盟店を着々と増やしている最中です。現在の加盟店舗数は約13万ヶ所と、他のキャッシュレスサービスに比べてまだまだ少ないのがネック。利用する際は、事前にBank Payが対応しているか確認しておきましょう。
まとめ
今回は「Bank Pay」の特徴や使い方についてご紹介しました。世の中のキャッシュレス化が進むなか、利用者も増加傾向にあります。さまざまなキャッシュレスサービスが展開されていますが、クレジットカードで利用するタイプは使いすぎが心配という方は、口座から即座に引き落とされてお金の管理がしやすい「Bank Pay」を検討してみてはいかがでしょうか。
アプリをダウンロードして、ぜひ利用してみましょう!
▽Bank Payのアプリ