2021.10.25機種変前に知っておきたい!おすすめのバックアップ方法とは?
つい先日、iPhoneの新作が発表されましたね。最新のiPhoneを購入したいけれども、機種変する際のデータ移行が面倒でなかなか前向きになれないという方も多いはず。
バックアップがきちんと取れていない場合、大事なデータが新しい機種に移行されないだけでなく、最悪の場合は復元さえもできないなんてことも…そんな事態を防ぐためにも、今回はiPhoneの正しいバックアップ方法についてご紹介します。
そもそもバックアップとは?
バックアップとは、iPhoneのデータを、iPhone以外のところに保存をしておくことをいいます。新しい機種に変更する際や、データが何かしらの理由でなくなってしまった場合などに、バックアップデータを取っておくことで大切なデータを復元することができるのです。
主なバックアップ方法は以下の方法があります。
- パソコンに繋いでバックアップを取る
- iPhoneを使ってiCloudにバックアップを取る
- iCloud以外のクラウドストレージにバックアップを取る
- 外付けハードディスクなどにバックアップを取る
その中でも、今回筆者がおすすめするiPhoneのバックアップ方法を2つピックアップして詳しく解説します。
iTunes(パソコン)に繋げてしっかりとバックアップデータをとる方法
iCloudを活用したバックアップ方法よりも、多くの情報やデータをバックアップできるため、確実にデータを保管したい方にとてもおすすめの方法です。
Macのパソコンだけでなく、WindowsのパソコンでもiTunesをインストールしていればバックアップを取ることができますよ。
Macでバックアップを取る方法
- iPhoneとパソコンをケーブルで繋げる
- MacのFinderのサイドバーでiPhoneを選択する
- Finderのウィンドウに表示されている[一般]を選択する
- [iPhone内のすべてのデータをこのMacにバックアップ]を選択する
- データを暗号化して保存する場合は[ローカルのバックアップの暗号化]を選択する
- [今すぐバックアップ]を選択する
Windowsでバックアップを取る方法
- iPhoneとパソコンをケーブルで繋げる
- パソコンのiTunesを開く
- iTunesのウィンドウの左上にある[iPhone]を選択する
- [概要]をタップ
- [今すぐバックアップ]を選択する
- データを暗号化して保存する場合は[ローカルのバックアップの暗号化]を選択する
iTunesを使ったバックアップ方法のメリット・デメリット
パソコンと繋いでiTunesでバックアップをとるメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット
- 複数のバックアップデータを保管できる
- iPhoneだけでバックアップをするよりも多くのバックアップデータが取れる
デメリット
- パソコンがないとバックアップが取れない
- データ量が多いため、復元する際に時間がかかることも
最大のメリットは、バックアップが取れる内容がとても多いということでしょう。
iTunesでバックアップが取れるデータ内容
- 写真・ビデオ
- アプリデータ・設定・購入履歴・パスワード
- ホーム画面・アプリの配置
- メッセージ(iMessage・SMS・MMS)
- メールアカウント
- 環境設定・壁紙・ネットワーク設定・変換候補
- 連絡先・よく使う連絡先
- 通話履歴
- カレンダーのアカウントや入力した予定
- Safari(ブックマーク・履歴・オフラインデータ・現在開いているページ・Cookie)
- ウェブページに自動入力する内容
- Game Center のアカウント
- キーチェーン情報(Wi-Fi・ウェブサイトなど)
- 位置情報を利用していたアプリやウェブサイト
- インストールされているプロファイル(別のデバイスには復元できません)
- Microsoft Exchange のアカウント設定
- オフラインのウェブアプリのキャッシュ・データベース
- 登録していたBluetoothデバイス
- ボイスメモ
- ウェブクリップ
- LINEのトーク履歴(うまくバックアップが取れない場合もあり)
データ容量が多いため、データ移行するために時間を要することもありますが、より安全に確実にデータを移行したい方におすすめの方法です。
復元方法
データの復元方法はとても簡単ですよ。
Macの場合
- iPhoneとパソコンをケーブルに繋げる
- MacのFinderのサイドバーから[iPhone]を選択し、[信頼]をタップ
- [このバックアップから復元]をクリックし、[続ける]をタップ
- バックアップデータが暗号化されていた場合はパスワードを入力
Windowsの場合
- iPhoneとパソコンをケーブルに繋げる
- iTunesのウィンドウの左上に表示されているデバイスアイコンを選択する
- 新しいiPhoneを選択する
- [このバックアップから復元]をクリックし、[続ける]をタップ
- バックアップデータが暗号化されていた場合はパスワードを入力
簡単で気軽にできるiPhoneだけでバックアップをとる方法とは
自宅にパソコンがない方をはじめ、iPhoneだけで手軽にバックアップをとりたいとお考えの方におすすめなのがiCloudを活用したバックアップ方法です。
iCloudを使ったバックアップデータの作成方法は次の2つです。
すぐにバックアップデータを取得する方法
- iPhoneのホーム画面にある[設定]をタップ
- 一番上に表示されている[ユーザー名]をタップ
- [iCloud]>[iCloudバックアップ]をタップ
- [今すぐバックアップを作成]をタップ
自動的にバックアップをするための設定方法
- iPhoneのホーム画面にある[設定]をタップ
- 一番上に表示されている[ユーザー名]をタップ
- [iCloud]>[iCloudバックアップ]をタップ
- [iCloudバックアップ]をON(緑色)に設定する
- iPhoneがロック状態で電源に繋がれているときにバックアップが自動的に作成される
新しい機種を買って、すぐにバックアップデータが必要な場合ははじめの方法でデータをバックアップしましょう。定期的にバックアップデータを保存しておきたいとお考えの方は、自動的にバックアップするように設定しておくと安心ですよ。
iCloudsを使ったバックアップ方法のメリット・デメリット
iCloudを活用したバックアップ方法には次のようなメリット・デメリットがあります。
メリット
- パソコンがなくてもバックアップが取れる
- 気軽にバックアップを取れる
デメリット
- Wi-Fi環境がないとバックアップが取れない
- バックアップが取れる項目がiTunesと比較して少ない
- iCloudの容量が不足した場合、容量を追加購入しないといけない
iCloudを活用したバックアップは、パソコンなどのデバイスがなくても誰でも簡単にバックアップが取れることが最大のメリットでしょう。
しかし、ネットワークを駆使してバックアップを取るため、Wi-Fi環境が整った場所でないとバックアップが取れません。また。バックアップが取れる項目がパソコンを使用した場合と比較してかなり限定されてしまいます。
iCloudでバックアップが取れるデータ内容
- 写真・ビデオ
- iPhoneの設定
- アプリデータ
- ホーム画面・アプリの配置
- メッセージ(iMessage・SMS・MMS)
- 着信音
- 音楽・アプリ・本などの購入履歴
そして、写真などのデータの容量次第では、無料で使用できるiCloudの容量(5GB)では足りない可能性があります。その場合は容量を追加で購入しなければなりません。
お金をなるべくかけたくない方は、写真やビデオなどのデータをGoogle PhotoやAmazon Photoなどの外部のクラウドサービスを活用するのがおすすめ。iPhone自体にデータはなくなってしまいますが、これらのアプリを起動すれば大切な写真を楽しむことができますよ。
復元方法
iCloudを活用したバックアップデータの復元方法は次の通りです。
- 新しいデバイスの電源を入れる
- [iCloudバックアップで復元]をタップ
- Apple IDとパスワードを入力する
- バックアップをしたい情報を選択し、タップする
- 復元が開始される
- 復元が完了したら、再度Apple IDとパスワードを入力する
アプリの数によっては、かなり時間がかかることもあるので、時間に余裕のある時にバックアップデータの移行作業は行いましょう。
まとめ
機種変前に必ず確認しておきたいiPhoneのバックアップの取り方についてご紹介しました!
ご自宅にパソコンがある方は、iTunesを活用した方法を、そしてWi-Fi環境が整っていてiPhoneだけでバックアップデータを作成したい方はiCloudを活用した方法でバックアップをしていきましょう!
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