2019.07.17スマホで遊べる高性能な小型ドローン「Tello」を買って飛ばしてみた
そろそろドローンを飛ばしてみようかな?と思っても、ドローンはまだまだ高級な大人のおもちゃです。
有名メーカーの機種だと、ミドルクラスでも最低5万円以上、主力クラスでは10万円以上が相場で、とても気軽に手を出せるものではありません。
しかし、あの世界的なドローンメーカー「DJI」の技術提供を受けた、高性能な小型ドローンの「Tello」なら、たった1万数千円で本格的なドローン体験が楽しめます。
果たして「Tello」とは一体どんなドローンなのか?早速解説していきます。
高性能な小型ドローン「Tello」とは?
中国のスタートアップ企業「RyzeTech」が開発・販売している高性能な小型ドローンが「Tello」です。
中国製のドローンと聞くと、何となく不安にかられる人もいるかもしれませんが、実はドローン世界シェアナンバーワンの会社「DJI」も中国企業です。
その「DJI」の技術提供を受けて開発されたドローンが「Tello」で、小型ドローンとは思えない安定した飛行性能を誇り、何と本体には「intel」も入っています。
2018年初頭に発売された「Tello」は、12800円という低価格と、80gの軽量な本体が「ドローン規制法」の対象外となるため、気軽に楽しめるドローンとして、現在も人気商品になっています。
「Tello」のコントローラーは手持ちのスマホ
Telloにはドローンのコントローラー(プロポ)が付いておらず、スマホに専用アプリをダウンロードして、全ての操作をアプリ上で行うシステムになっています。
普段使っているiPhoneやAndroidスマホが、そのままTelloのコントローラーになるので、Telloを買ったその日から、手持ちのスマホでドローンの操縦を楽しむ事が出来ます。
Telloの離陸や着陸はワンタップで可能で、前後左右の動きはアプリ上のバーチャルスティックを使用します。
なお、スマホとTelloは専用Wi-Fiで繋げる仕組みになっており、カタログ上の最大伝送距離(Wi-Fiが届く範囲)は100メートルです。
「Tello」は安定した飛行を楽しめる
Telloを起動して離陸させると、ユーザーが何もしなくても、安定したホバリングを維持してくれます。
これは、本体の下に実装されているセンサー類のお陰で、まさにここがDJIの技術提供を最大限に生かしているポイントです。
この価格帯の小型ドローンで、ここまで安定したホバリングをする機種は、未だかつてなく、Telloがいわゆる「トイドローン」ではなく、あくまで小型のドローンとして作られた事が分かります。
また、スロットル全開時のスピードはかなりのもので、旋回もクイックで、もちろん動画や写真撮影も可能です。
「Tello」は野外飛行がちょっと苦手
Telloは基本的に、屋内で飛ばすように設計されているドローンです。
とは言っても、日本の住宅事情では、ドローンを自由に飛ばせる家は多くはありません。
したがって、野外飛行を試したくなりますが、まず結論から言うと、野外でも問題なくTelloは飛ばせます。
しかし、本体重量が軽い分、風に煽られてしまうので、風が強い日の飛行は諦めましょう。
また、Telloのカメラには「ジンバル」と呼ばれる、映像安定装置が付いていないので、野外撮影ではどうしても映像のブレが気になってしまいます。
今回のまとめ
Telloはドローンを体験してみたいユーザーにぴったりの、高性能な小型ドローンです。
手持ちのスマホがコントローラーになるので、気軽に空撮を楽しむ事が出来ます。
テルルではこんな記事も紹介しています
お役立ち情報の他の記事 →