2023.07.19アカウント数1000万を突破!今大注目の分散型SNS【Mastodon】とは
1日あたりの閲覧数を1,000回までと厳しい閲覧制限を設けたTwitterは、深刻なユーザー離れが進んでいます。そして、Twitterから新しいSNSに乗り換えるユーザーが続出中です。
Twitterに代わる新しいSNSとして注目されているのが、ドイツでリリースされた「Mastodon」です。こちらの記事では、新時代のSNSとして注目されているMastodonの特徴や使い方について詳しくご紹介しましょう。
Mastodonってどんなサービス?
Mastodonとは、2016年にドイツの若手エンジニアが開発したミニブログサービスが利用できるフリーソフトウェアです。
一般的なSNSとは異なり、個々でサーバーを用意した上でMastodonを動かすシステムであり、別のサーバー同士とも繋がりをつくることで、徐々に大きくなっていくという仕組みを採用しています。
MastodonとTwitterの違い
テキスト投稿型のSNSの代表格であるTwitterとMastodonの大きな違いについてご紹介しましょう。
インスタンス
MastodonとTwitterの一番大きな違いは「インスタンス」です。インスタンスとは一つひとつのサーバーのことを指し、それぞれが独立したコミュニティを形成しています。
Twitterは一つの大きなプラットフォーム上で全てのユーザーが交流する「中央集権型SNS」と呼ばれています。一方で、誰でも自由にサーバーを開設してサービスを提供でき、それぞれのサーバー開設者が管理者としてサーバー内のルールや規約を決定して運営できる「分散型ソーシャルメディア」の形態をしているのが特徴です
Mastodonユーザーは、既存のインスタンスと呼ばれるサーバーから目的に合ったものを選ぶか、自らサーバーを立ち上げてサービスを利用するかを選択できます。
Mastodonユーザーは、特定の企業が提供する1つのプラットフォーム上で利用するのではなく、それぞれのインスタンスが連携して成り立っているMastodonを自由に横断して楽しめるのです。
タイムライン
Mastodonには、次の3タイプのタイムラインが存在します。
- ホーム
- ローカルタイムライン
- 連合タイムライン
ホームには、Twitterのようにフォローしているユーザーの投稿がアップされます。
ローカルタイムラインには、自分がアカウントを取得したサーバ内のユーザー全員の投稿を確認可能です。また、連合タイムラインでは、所属するサーバとのつながりを持つユーザーの投稿が流れます。
500文字まで投稿可能
Mastodonは、Twitterと同じようにメンションとハッシュタグ機能があります。最大500文字のテキストとともに、写真や動画などのファイルを投稿できます。140文字という文字数制限を設けているTwitterよりも、より長文で質の高い内容を発信できるでしょう。
Mastodonの使い方
Mastodonの基本的な使い方をご紹介しましょう。
アプリをダウンロードする
お使いのスマートフォンにアプリをダウンロードしましょう。
▽Mastodonのアプリ
サーバー(インスタンス)に登録する
まずは、自分が参加したいインスタンスを見つけて、そのインスタンスにアカウントを作成します。インスタンスにはそれぞれ特色やルールがあるので、自分の興味や価値観に合ったものを選んでください。
一番代表的で有名なインスタンスは「mstdn.jp」です。どのインスタンスに登録すべきか悩んだら、まずはこちらでアカウントを作成してみましょう。
サーバーを選択したら、次の情報を入力していきましょう。
- 表示名
- ユーザー名
- メールアドレス
- パスワード
- パスワード(確認用)
上記を入力したら[次へ]をタップします。登録したメールアドレスに認証メールが送信されますので、リンクをタップして認証作業を行ってください。
認証作業が済んだら、登録完了です。フォローする人を探して、投稿をチェックしていきましょう。
CW・NSFWを設定する
Mastodonでは、投稿に対して「CW(Content Warning)」や「NSFW(Not Safe For Work)」といったTwitterにはない機能を設定できます。
CWとは「Contents Warning」の略で、他のユーザーに対して投稿をチェックする前に事前にアラートする機能のことです。この機能を利用することで投稿中の文章が非表示となり、投稿者が自由に設定できる警告文を事前に表示させます。ユーザーがクリックしない限り本文が表示されないのが特徴です。
NSFWは「Not Safe For Work」の略で、文章ではなく、画像や動画を隠してくれる機能です。利用者がボタンをタップしない限り、投稿された画像や動画が非表示の状態となります。
必要に応じて、これらの機能を活用して投稿を楽しんでください。
まとめ
Mastodonの特徴や基本的な使い方についてご紹介しました。Twitterにはない独自の機能がたくさん搭載されていることから、これから先もどんどん注目されていくSNSといえるでしょう。
気になった方はまずはアプリをダウンロードし、アカウントを作成してみましょう!
▽Mastodonのアプリ
テルルではこんな記事も紹介しています
アプリやってみたの他の記事 →