2023.07.15マイナンバー|いまさら聞けない【スマホ用電子証明書搭載サービス】とは
2016年に発行が開始されたマイナンバーカードが発行され、さまざまな分野で活用が進んでいますが、政府は2023年5月に、マイナンバーカードの機能をスマートフォンに内蔵する「スマホ用電子証明書搭載サービス」の開始を発表しました。
マイナンバーカードを持ち歩かずに、マイナンバーカードの一部の機能を利用できるようになったのです。こちらの記事では、「マイナンバーカード」電子証明書搭載したAndroidスマホの設定手順について詳しくご紹介します。
スマホ用電子証明書搭載サービスが2023年5月よりスタート!
スマホ用電子証明書搭載サービスとは、マイナンバーカードのICチップ内に内蔵されている「利用者証明用電子証明書」と「署名用電子証明書」の2つの証明書を用いて発行された証明書を、スマートフォン内に保存し、利用するサービスのことです。
このサービスを利用することで、スマホを使ってマイナンバーカードの各種サービスを利用できるようになりました。
対応機種
スマホ用電子証明書は、Androidスマホのうち、比較的新しい「おサイフケータイ」対応機種で、かつ次の要件を満たした機種で利用できます。
▽スマホ用電子証明書搭載サービスの対応機種
- NFC Type Bの通信に対応している機種
- GP-SE(GlobalPlatform Secure Element)を搭載している機種
今後リリースされる最新機種が、スマホ用電子証明書に対応しているかについては、今後対応端末一覧表を作成すると発表しています。
スマホ用電子証明書搭載サービスでできること
スマホ用電子証明書搭載サービスで、私たちが利用できることをまとめてご紹介します。
オンライン申請
子育て支援や確定申告、さらに引越しに関する諸手続きなど、マイナンバーカードの各種オンライン申請の際に利用できます。
自己情報の閲覧
薬剤や健診情報をはじめ、母子健康手帳などの自己情報を閲覧できるようになります。
通知が届く
予防接種などの通知が、スマートフォンに届くようになります。
各種民間オンラインサービスの申し込み・利用
銀行や証券口座の開設をはじめ、スマートフォンや携帯電話の契約手続き、そしてキャッシュレス決済申込などの各種民間オンラインサービスの申し込みや利用手続きにも活用できます。
コンビニ交付サービスの利用
住民票など、コンビニで交付できる公的書類を受け取れます。
健康保険証としての利用
健康保険証としても活用できます。
パスワード(4桁の暗証番号)と生体認証の登録手順
スマホ用電子証明書搭載サービスを利用するためには、お使いのAndroidスマホに専用アプリ「マイナポータル」をダウンロードする必要があります。
▽マイナポータルのアプリ
- Androidはこちら
アプリを起動し[マイページ]をタップし、スマホ用電子証明書を[申請する]をタップします。
マイナンバーカード用署名用電子証明書のパスワードを入力します。このパスワードは、市区町村からマイナンバーを受け取った際に設定した6〜16文字のパスワードのことです。
- 署名用電子証明書
- 利用者証明用電子証明書
上記2つにチェックを入れ、注意事項を確認の上[確認しました]にチェックをします。
その後[申請する]ボタンをタップしてください。
お手持ちのマイナンバーカードと端末を密着させて読み取りを開始します。
読み取りが完了したら[次へ]をタップします。
スマホ用署名用電子証明書で利用する6〜16ケタの新しいパスワードを設定します。
スマホ用利用者証明用電子証明書の新しいパスワードを数字4ケタで設定します。
以上で申請が完了です。手続きが完了したら、プッシュ通知で知らせてくれるので確認をしましょう。
まとめ
スマホ用電子証明書を活用することで、これまでマイナンバーカードの提出が必要なケースでも、証明書が表示されているスマホ画面を提示するだけで、各種サービスを利用できるようになります。
対応機種をお持ちの方は、ぜひこの機会にご紹介した手順で手続きを完了させてみましょう。
▽マイナポータルのアプリ
- Androidはこちら
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